おもしろい犬の先祖(高橋ナツコ)

私たちの暮らしの中で、ある人にとってはかわいい犬、あるいはこわい犬、不自由な人たちの歩行を助ける犬(盲導犬)、犬本来の鋭敏な嗅覚と勇猛な闘争心を発揮して、警察官の捜査活動に役立つ犬(警察犬)など......。

こんなにいろいろな形で飼われ、愛され、訓練されている犬は、いったい、いつごろから飼われたのでしょうか。

古代人類の生活、文化を研究する、考古学的には、紀元前8000年の大昔、つまり石器時代の遺跡から発掘されたともいわれ、また日本でも、縄文
の付された土器が見つけられた、いわゆる新石器時代の遺跡の中からも、家畜としての犬が生存していたことが記された文献が見受けられます。

その意味で、犬の先祖は、一説には、現在のイヌ属であるオオカミやジャツカルの先祖と同じような動物ではないか、という説もあります。

これは、犬の警戒心や闘争性、あるいは犬が群れをつくったり、遠ぼえで仲間を呼んだりすることが、オオカミやジャッカルの血が流れているからと思われますが、現在の犬は、人間生活との長いかかわり合いの中で、さまざまに変化し、改良されてきています。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年7月23日 00:34に書いたブログ記事です。

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