次の間つきの大型移動犬舎(高橋ナツコ)

小型の移動犬舎の欠点を改良して作られたのが大型移動式犬舎です。

これは間口1.5~2メートル、奥行1メートルの犬舎を二室に仕切ったもので、向かって左側を50~60センチにして内口とし、右側の一室を居室、または寝室にあてます。

そして、両側の部屋の間には30センチぐらいの仕切りをおき、お産などのときは、とりはずしができるようにしておきます。

また、右側の寝室の上のほうに高さ30センチの引き戸を2枚作り、夏は金網戸をつけて蚊の予防と同時に空気の入れ替えをよくします。

冬はガラス戸をはめて寒さを防ぐとともに、暖かい日光を十分に取り入れるようにします。

犬舎の前方は蝶番の引き戸か、とりはずし式にしておくと便利です。

犬舎の掃除がすみずみまでいきとどき、いつも清潔を保つことができて衛生的です。

部屋の後ろ側に高さ20センチ、長さ50センチ程度の金網窓を床からすぐ上にあけておくと、部屋の換気がいっそうよくなります。

犬舎の高さは地面から30センチとし、地面は土を掘り起こして砂利を敷きつめておくとよく、犬舎の乾燥を十分に保つことができます。

風通しの悪い場所では、できるだけ犬舎を開放的に設計し、屋根を高くしたり、窓をふやすなどの工夫が必要です。

冬は周囲に使い古した毛布をかけて部屋を密閉し、出入り口にも同じような毛布のカーテンをかけてやると部屋が暖かくなり、犬にとってすごしやすくなります。

中に入れる寝わらは3、4日ごとにとりかえ、とりかえた寝わらは日光消毒しておきます。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年9月 8日 00:10に書いたブログ記事です。

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