2016年1月アーカイブ

インストローでは、女性が置かれた状況を改善し、開発政策をつくりかえていくうえで、適切な統計やデータが不可欠であることに注目し、女性を重視した統計、指標、データの作成など、「女性と統計」に関する活動が重視されてきた。

これまで見過ごされがちであった女性の経済活動への寄与を測定する方法を積極的に開発するための調査・統計研究は、ジェンダー統計の基盤となる研究であり、国連や各国の統計の改善に寄与してきた。

とくに、途上国を中心とした女性のインフォーマル・セクター(非公式部門)での労働や、農村部での生産活動、無給の家族労働、家事労働などを目にみえるものにしていくための国際比較が可能な時間利用調査など、その測定と分析方法の改善に取り組んでいる。

インストローでは、世界規模での国別、地域別の女性の経済活動の調査など、女性に関する新たな統計データの作成と既存の概念枠組の再検討が行われ、研究と実践を結びつけた参加型の訓練(ジェンダー・トレーニング)が重視されている。

これらは、開発政策や計画の主流に女性を取り込もうとする試み(「ジェンダーの主流化」)であるが、各国専門家の間には、未だ無関心や抵抗感もあり息の長い地道な取り組みが必要である。

今後の課題としては、女性の地位向上を目指すNGOなどの民間組織との連携、開発途上国それぞれの地域性、社会的背景に配慮した、より充実したジェンダー統計の作成の検討などがあげられる。

また国連の行財政改革に伴って、インストローをユニフェムに合併させようとする動きがあるが、女性の地位向上を目的とした国連機関がもともと少ないだけに、国連における女性問題への取り組みの後退が懸念されている。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

おもに開発途上国の女性の状況に焦点をあて、女性の地位向上のための調査研究、訓練などを行う国連機関を指す。

国際婦人調査訓練研修所、略称インストローという。

「国連婦人の十年」の発端となった1975年の国際婦人年世界会議の要請によって設立され、79年より活動を開始した。

国連の自治的機関として、加盟各国から推薦された評議員による評議会を中心に運営され、財政は加盟国、NGO(非政府組織)などからの寄付金に依存している。

本部はドミニカ共和国の首都、サント・ドミンゴにある。

インストロー設立の目的は、開発過程に女性の参加を促し、世界規模で女性の問題への意識を高めていくため、さまざまな研究、訓練プログラムを設定することである。

その活動は調査と訓練のふたつに大きく分けられる。

ひとつは女性の状況と活動をより正確かつ包括的に把握し評価するための調査・研究活動で、もうひとつはそのための有効な方法を開発する訓練である。

その成果は相互に取り入れられ、より有効なプログラムの作成が図られている。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
マフラーやショールは、防寒の意味合いが強いものです。

それでもマフラーの巻き方ひとつ、色や柄の効果だけで、一枚のコートもいろいろに変身します。

特に最近では、コート代わりにもなる大きな、ストールと呼ぼれるマフラーが人気です。

私もコートを軽い薄手にしておいて、大きいショールで寒さを加減することが良くあります。

冬の旅行ですと、毛布代わりにひざにかけたり、眠った子供の毛布代わりになったりもします。

マフラーも、もうお手元に沢山ありすぎるものの一つではないでしょうか。

今年の冬は、マフラーをちょうちょ結びした女の子が目につきました。

ここしばらく横の方にまくのが主流だったマフラーでしたが、また新しい使い方が出てきたようです。

海外の女性のマフラーやショールの使い方をみていると、どうもコートは昔ながらのそのままで、マフラーとタイツ、マフラーと手袋という具合に、流行色を取り入れていることが多いのです。

洋服そのものを流行色にしてしまうのはあまりにリスクが大きいからでしょう。

また、洋服本体で流行色を遊ぶよりも、チョッとした使い方のほうが、よりステキに見えるということもあります。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

このアーカイブについて

このページには、2016年1月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年12月です。

次のアーカイブは2016年2月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.14-ja