犬を連れて旅行するとき(高橋ナツコ)

犬を入れる箱は、重さ10k9、長さ70㎝、タテ・ヨコ・高さの合計が90㎝以内で、犬の顔や手がでないこと。

現在、ペットといっしょに泊めてもらえる旅館、ホテルなどの宿舎はほとんどありません。

したがって、旅行に犬を連れていくときには、仮のハウスであるケージ(かご)をはじめ、いつも与えている飼料などを携行する必要があります。

ペット同伴の旅行というと、乗物はたいがいマイカーですが、犬の定位置はこの車中で、宿泊もここでさせます。

したがって、なるべく静かな場所で、夏なら木陰などの涼しい所、冬なら日当たりのよい所を選んで駐車し、さらに車内の寒暖の調節・空気の流通なども考慮してやります。

なお、犬の排便をどこへでも放置しないように、散歩のときと同じく移植ゴテなども携行しましょう。

たいていの犬は、自動車に乗せられることが特別うれしくて、ドアを開けると真っ先に飛び込みます。

この無作法も、家族の一員の犬である限り、許しておいてはなりません。

このしつけは、まずドアの前で"スワレーオアズケ"の姿勢をとらせることから始めます。

これができたとき初めて、「ヨシ」で乗り込ませます。

以上の順序をわきまえず、飛び込んでくる犬に対しては、音の出る玩具の槌などを持って先に乗り込んでおき、「イケナイ!」という気合いとともにその槌で犬の頭をたたいて矯正します。

車中では、一定の席を与え、動き回らないようにしつけます。

特に運転者が主人であった場合、まつわりつかないように配慮しましよう。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年7月 2日 00:14に書いたブログ記事です。

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