犬のしつけ(高橋ナツコ)

コンパニオン・ドッグという言葉がありますが、直訳すれば伴侶犬ということになるのでしょうが、もう少しくだけたいい方にすると、気の合った犬、話し相手の犬などがよいかもしれません。

ペット犬は、コンパニオン・ドッグでなければならず、血統がよくても悪くても、性質のよい、協調性のある犬でなくてはなりません。

子犬たちを、人間生活とまったく隔離して、三カ月間母犬まかせにして育てさせた実験によりますと、社会適応化がまったくできなくなって、人が近づけないほど野生化してしまうこと
からみても、人との愛情のある接触が、犬を育てるうえで、いかに重要であるかがわかります。

しかし、やさしい愛情だけでは、われわれの現代生活にマッチした犬は育ちません。

子供のしつけと同じで、共同生活をするために最低必要なルールを教え込まなければなりません。

犬のしつけと訓練は、基本的にはまったく同隔'じで、しつけは、その家庭に合った基本的な訓練であり、警察犬や牧羊犬、作業犬では、一定の決まった課目があって、コース別に、段階的に訓練内容が高度になって、訓練試験を受ける制度になっていますが、この場合は、専門の訓練士の指導によらなければ、なかなか目的を達することはできません。

しつけでも訓練でも、その第一の基本は、犬に愛情をもって接するということです。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年7月26日 00:30に書いたブログ記事です。

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