実のところ、イワちゃんはあまり一人では残業していませんでした。
本当はイワちゃん一人でやるべき仕事なのですが、周りの同僚や、ときには先輩が「イワちゃん手伝うわ」と言って手を貸してくれるのです。
だから、彼女は残業が苦にならなかったと思います。
むしろ、手伝ってくれる人たちの温かな気持ちに囲まれて楽しい時間を過ごしていたのではないでしょうか。
みんなイワちゃんの笑顔が好きだったのです。
イワちゃんの笑顔は職場にとって千金の価値があったと思います。
何よりも職場を明るくしてくれます。
どんなに辛いこと、悔しいこと、悲しいことがあってもイワちゃんの笑顔を見ると吹き飛んでしまう、というような面が本当にありましたから。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ