ひとりっ子政策

中国で1979年より開始された「夫婦1組子どもひとり」を原則とした人口抑制政策のことをいう。

中国では毛沢東時代の人口増強政策から一転し、80年代には国の発展のためには人口抑制が必要であるとして、強力な計画出産、避妊などの人口抑制政策が展開され、いわゆる「ひとりっ子政策」が推進された。

中国ではその後、都市部でひとりっ子が定着しているものの、農村部では労働力の担い手として、また親の老後を保障する存在として男児が好まれるため、必ずしもこの政策が徹底していない。

男児が生まれるまでひそかに子どもを産み続け、生まれた子どもの届出をせずに、いわゆる「闇っ子」として育てる例が後を断たない。

それは「多子多福」という子どもが多いことを尊ぶ価値観、後継ぎとしての男児を尊ぶ伝統的な家族観念が強く残っているためといわれている。


犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2015年4月14日 14:51に書いたブログ記事です。

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