ドイツでは、ご都合主義的で要領のいい人は能力があるとはみなされず、むしろきちんとまとめる能力に欠ける人だと、考えられてしまいます。
プランを立てるのは、組織の下の者の仕事ではなく、経営上層部の責任であると考えられています。
もし関係者が何人かいれば、その間でつねに話しあいがもたれ、完全な合意が求められます。
人々は専門技術や知識をもつ人に意見を求めますし、それを真剣に聞きます。
研究や分析は重要ですが、それらは直観力や常識に基づいて修正されます。
決定は注意深く行われ、念のためや万が一のために、別の見解や計画、代替案などが用意され、経験に基づいていろいろ試されます。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ