白衣を着ずに在宅の患者さんを往診したときには、「先生に診てもらいたい」といわれることもある。
こんなときは「こんにちは、医師の○○です」と医師であることを告げながら自己紹介するとよい。
患者さんだけでなく、医療関係者との対応で医師の立場をあらかじめ示しておく必要があるときもある。
たとえば、知らない人同士のチームカンファランスでは、チーム医療では、それぞれの職種が異なる立場からの意見交換がたいせつなので、医師としての立場は明確にしておく。
他職種から医師としての意見を求められることも多いからだ。
医師とそれ以外では得られる情報が違うときは、他の施設へ患者を紹介したり、救急センターへ取り次ぐとき、先方の担当者には、話をスムーズに進めるため、最初にこちらより、「△△病院内科の○○です」、「口ロクリニック医師の○○です」と「内科」、「医師」などの言葉を入れ、はじめから立場を明確に自己紹介すると、相手も迷わずにすむ。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ