看護師などに間違われたとき、さりげなく「いえ、医者です。」」といえればよいが、途中からでは、なかなかいい出しにくいこともある。
たとえば、看護のことを聞かれたときは、「私は医者なので、その分野はあまり得意ではないのですが...」
と答えることで、遠回しながら立場を主張できることもある。
女性医師が"医師"に思われないというわけではないが、男性医師の無意識の対応を不快に感じることもある。
ある医師ばかりの学会で、男性の座長が女性医師に対しては、大学教授であろうと「さん」、男性医師に対しては研修医であろうと「先生」と呼んでいた。
このような風景はさほど珍しいことでもないように思う。
おかしなことである。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ