2016年9月アーカイブ

私は小さいころ、父のお弟子さんの月謝や、催しものの際の封金包みを開くお手伝いをしたものです。

水引のかかった奉書包みをあけてみると、折り目のないきれいなお札を薄い美濃紙で下包みをして奉書に包んであるもの、無造作にしわくちゃな紙幣を入れてあるものと、そのひとつひとつにご当人の人柄がはっきり出ているのが子ども心にもわかりました。

現金を贈る場合は、必ず新しい紙幣を入れるのが礼儀です。

どうしても都合のつかないときは、銀行で新しいお札に替えてもらうとよいでしょう。

いちばん大切で、いちばん重宝で、それでいていちばんやりとりのしにくいのが現金です。

人に物を差し上げるには、与える驕慢さを持たないことが、進物の極意だと思います。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

このアーカイブについて

このページには、2016年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2016年8月です。

次のアーカイブは2016年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.14-ja