手入れはどのようにするか(高橋ナツコ)

ブラッシングやコーミング(櫛入れ)は、子犬の時代から、たとえまだ被毛が貧弱で必要がなくても、毎日一回は形式的にでも行なって馴れさせておくことがたいせつです。

これを完全に習慣づけておけば、少しぐらい櫛がもつれた毛にひっかかっても、いやがったり、さわいだり、抵抗するようなことがなくなります。

長毛種は、手入れが行きとどいていれば見事ですが、毛がもつれて毛だまができていては、ポロの服を、つくろわずまとっていることと同じで、まったくみすぼらしい姿になってしまいます。

飼主も決してこれでいいと思っているわけではないのですが、櫛を入れようとしても、いやがって、あげくの果てには、怒って咬みつくので、どうしようもない、という泣き事を聞くことが多いのです。

これは、子犬のときのわがままな育て方と、子犬のときから櫛やブラシに馴れさせなかったことが原因です。

もう一度「しつけ」の項の、「ほめ方と扱い方」を読み直し、手入れをいやがる犬にしないよう、しっかり「しつけ」をしなければなりません。

犬種別の被毛の手入れの仕方は、各犬種の専門書や、クラブの指導を受けて、しっかりマスターするか、専門の美容師(トリーマi)にかかりながら学んでみてください。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年8月 6日 00:36に書いたブログ記事です。

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