症状のあらわれ方(高橋ナツコ)

嘔吐、下痢、発熱、咳、鼻汁、目やになど外部にあらわれる症状があっても、比較的元気なときは、一日ぐらい様子をみてみようと考えがちです。

下痢があったから絶食させてみた、というやり方は、よく行なわれることですが、単純な食べ過ぎからくる胃腸障害でしたら、それだけで自然に治ってしまいますが、他の伝染性の病気の前兆であったり、寄生虫病などのときは、絶食させて、水も飲まさなかったりすると、急速な脱水症状(体内の水分不足)のために、衰弱を早める結果になりかねません。

咳は、よく、のどに何かつかえたのではないかと思われるような動作をしますので、咳と思わないで放置されることもよくあります。

便秘と尿閉塞(尿がでにくい)が、まちがって観察されることも、しばしば起こることで、尿がでないため、腎不全や尿毒症になって死亡することがめずらしくありません。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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このページは、-が2012年8月13日 00:28に書いたブログ記事です。

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