あなたがお友達の結婚式の披露宴会場にいるシーンを想像してみましょう。
"結婚を祝う服装"もまた、本来は国の数だけあり、ロングドレスの国もあれば裸に近い国もあります。
日本だけを見ても、もし何のルールもなければ、ドレスの人もいればTシャツの人もいるという具合に、ばらばらな装いになるかもしれません。
そのときもしあなたがドレスを着ていたとしたら、Tシャツの人をご覧になって、どう思われますか?「あら、私はおかしなことをしているかしら?」と戸惑うかもしれませんし、「お祝いの席にTシャツなんて......」と不愉快になるかもしれません。
Tシャツの相手も同じように思うでしょう。
すると、披露宴の間中、どちらの人も心から楽しめなくなってしまいます。
このようなことがないように、安心して当日を迎え、みんなで気持ちよく過ごせるようにという配慮から、装いのマナーが設けられました。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ