医師としての立場を明確にする必要があるのは、どんなときだろうか。
(1)緊急時(急患対応など、周囲の人や医療スタッフに、医師の指示に従ってもらう必要があるとき)
ブログ筆者の経験として、工事現場から重傷者が搬送されてきたとき、付き添ってきた現場監督に「医者はいないのか、おまえ、奥にいって医者呼んでこい!」といわれたことがある。
このときは、きっぱりと「私が医者です」と述べた。
医療のプロとして毅然とした行動や態度をはっきりと示す必要がある。
(2)患者さんや周りの人に医師だという満足感、安心感を与える必要のあるとき。
たとえば、患者さんやとくにめったに会わない親族に病態や予後など説明をするとき、話をしても「医師に話を聞きたい」といわれることもありえない話ではない。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ