人が生まれてから死ぬまでには、おめでたいことや、お悔やみごと、お世話になったお礼、珍しいもののお裾分けなど、贈答の機会はたくさんあります。
これらの贈答は、いわば、人と人とのほのぼのとした心の交流のための潤滑油です。
従来の日本の作法では、物を贈られたら必ず返すものとされていました。
しかし、心から贈った結婚祝いに、無理をしてまで派手なお返しをするのは、贈り主の心に反します。
外国にはお返しの風習はありません。
贈られたら素直に受けて、すぐお礼のことばや感謝の手紙を送りましょう。
そして、誕生日のお祝いをいただいたら、こんどは相手の誕生日にお祝いを贈るようにしたいものです。
犬やペットの専門家・高橋ナツコ