2013年1月アーカイブ

回収ゲーム
誘惑物の多い環境の中でも、トレーニングが成功したら、最後に実際に他の動物がいるところでトレーニングを行ないます。

トレーニングでは、一番のお気に入りのおもちゃを追いかけていかないようにすることが目的でした。

今度は、そのお気に入りのおもちゃを実際に回収させます。

他の動物を目の前にしたまま、その動物とは逆の方向にお気に入りのおもちゃを投げて、「とっておいで」と命令します。

これは、ご褒美でもあるおもちゃを追いかけていくことによって、目の前の動物への興味が薄れるようにコントロールするのが目的です。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
別のおもちゃで誘う
【トレーニング法】
①まず、いろいろなおもちゃの中から、「番気に入っているおもちゃを選び出し、そのおもちゃで十分に遊ばせておきます。

②初めは静かな環境で、リードをつけたまま行ないます。

まず、お気に入りのおもちゃを離れたところに投げます。

すると犬はそのおもちゃを追いかけていくでしょう。

③投げたおもちゃのところへ到着する前に、名前を呼び「おいで」と呼び戻します。

このとき飼い主は、手に別のおもちゃを持ち、できるだけ大げさな動作と大げさな口調で呼び戻すことがポイントです。

投げたおもちゃを放棄して、飼い主の元に戻ったら、たくさんほめてたくさん遊んであげましょう。

④次に、先ほど投げたおもちゃのところまで一緒に歩いていって、飼い主が拾い上げます。

このとき、拾い上げる様子を犬によく見えるように行ないます。

これは、「投げたおもちゃは飼い主のものだったのだ」と犬にわからせるためです。

⑤このトレーニングができるようになったら、徐々に雑音や景色が複雑になるように環境を変えていきます。

どんな状況であっても、「追いかけていってもいいのは飼い主が投げたものだけだ」と犬を納得させることが、このトレーニングの目的です。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
リードでコントロールするだけでなく、おもちゃなどを使って、別のものに興味を移すためのトレーニングを行ないましょう。

ただ簡単にできるトレーニングではありませんから、飼い主の力量だけでは困難であると判断したら、プロのトレーナーに協力してもらうことをお勧めします。

当ドツグスクールでは、犬を2週間お預かりしますが、その間、毎日2時間、5匹の猫と一緒に遊ぶ時間を作っています。

これは、他の動物と共存する環境に慣れさせるのが目的です。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
乗り物よりも犬の興味を引くのが他の動物です。

犬が動物を追いかけるのは、長い歴史の中で培ってきた本能ですから、簡単に修正されるものではありません。

日本でも多くの家庭でペットが飼われており、なかには犬を苦手とする動物もいます。

たとえ犬のほうが仲良くしようと近づいたとしても、怖がったり怯えたりする場合もあります。

まして攻撃性の強い犬の場合は、追いかけられるほうにとっては恐怖以外のなにものでもありません。

また、幼い頃に他の動物と触れあう機会がなかった犬は、見知らぬ動物と出会った瞬間に獲物だと認識する場合がありますから、特に注意が必要です。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
散歩は、飼い主も犬も、ルールやマナーを守らなければいけません。

散歩に出る時は、必ず首輪とリードをつけます。

普段はおとなしいしつけのよい犬でも、突然の大きな音に驚いて自動車が走る道路に飛び出したり、不測の事態が起こったりしないとも限りません。


公園などでも犬が苦手で小さな犬でも怖がる人もおられます。

また、すぐ横をすり抜ける車や自転車などの危険性から犬自身を守るためにもリードは必要です。

小さな子どもを守るためにしっかりと手をつなぐのと同じように、愛犬もリードでしっかりつないであげましょう。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
子犬は少なくとも2回目のワクチン接種が済んでから散歩へ、というのが一般的です。

もっと早くから外へ出て社会化させたい場合には、動物病院でも開かれている子犬のしつけ教室に参加するといいでしょう。

いつから出かけていいかは、かかりつけの獣医師に相談すると安心です。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

犬との散歩(高橋ナツコ)

散歩は、飼い主にも犬にも楽しい時間です。

公園や街を歩くことで犬の運動になるだけでなく飼い主以外の人や他の動物、音、風景、環境にふれる機会ができ、愛犬に色々な経験をさせてあげることができます。

一方、飼い主自身の運動不足やストレスの解消になり、健康づくりにも役立つ効果もあります。

また、犬がきっかけとなって飼い主同士や犬同士が交流し、お散歩友達ができたり、地域のコミュニケーションが広がったりすることもあるでしょう。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
やんちゃな子犬に手を焼いて、嫌なことばかり目につく時期もありますが、こんなときこそいいところを見つけてほめてあげましょう。

例えば大事なものを噛んだとき。

無理やり口から出させないでくわえたまま持ってこさせ、ごほうびのフードと交換できれば、「持っておいで」の学習にもなります。

目が合った瞬間にはアイコンタクト成立。

こうしてプラス思考でいい面を見つけてあげましょう。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
「子どものために飼った犬だから」と、犬の世話を避けて触ろうとしない方がいます。

飼い始めた理由がそうであっても犬は子どもだけで十分な世話ができるものではありません。

家族全員で協力して犬の世話をしてください。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

根気が第一(高橋ナツコ)

子犬のうちは、やんちゃで吠えたり鳴いたり噛んだりと、飼い主さんも「こんなはずじゃなかった...」と思うことも多いと思います。

排泄も当然はじめから上手にはできません。

ちょっと目を離した隙にカ-ペットやフローリングに排泄物が、ということも覚悟しなければいけません。

そんな時も、子犬にあたったり、叱って追い詰めたりせず、根気よくしつけましょう。

排泄の失敗は、最初は仕方ないと思って、片付けてください。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ
子犬は幼年期、少年期、青年期を経て成犬に成長します。

青年期を越えると個々の性格がおおよそ決まってくるので、それまでにしっかりとしつけをしておきましょう。

特に、子犬の時期にあたる幼・少年期にパピー教室を受講すれば、基本的なしつけや社会化に役立ちますので、参加をおすすめします。

青年期は人間の思春期に当たり、子犬のうちはおとなしかったのに、急に攻撃的になったりすることもあります。

子犬のときだけでなく、引き続きしつけをすることが重要です。

しつけで一番大切なのは継続しておこなうことです。

犬やペットの専門家・高橋ナツコ

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