訪問前に先方の都合を電話などで確認する件は、前回記しましたが、先方に電話の便がないとき、普通の場合は、返信用はがき同封の手紙で、先方の都合を問い合わせ、返事を待って訪ねるのが礼儀ですが、お祝いなどを持ってゆく場合には、たとえば、
「・・・明日午後二時ごろ、ちょっと、赤ちゃんを見せていただきにあがりたいと存じております。
お祝詞はその節、改めて申しあげたいと存じております。」
というような手紙を出し、返事をまたずに訪ねてさしつかえありません。
ただし、お悔みの場合は、むろん、予告の必要はなくごく親しい間柄なら、訃報を受けたら、すぐにでも弔問に駆けつけ、普通の親しさなら、通夜なり、告別式なりに列席するとよいわけです。
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人を訪問する場合には、電話などで、先方の諒解を得てから訪問するようにするのは当然なのですが、夜でなければ訪問できないときは、必ず前もって、電話などで、先方の都合を聞いてたずねるようにします。
「お祝いをもってゆくのに、電話などで先方の都合を間い合わせるのは、お祝いの予告をするようで、なんだかヘンだ。」という人があるかもしれませんか、けっして、ヘンではありません。
予告なしに訪ねて、先方をうろたえさせることこそ、ヘンだといわなければなりません。
ただし相手が目上の場合、本人を電話口に呼び出すのは失礼にあたります。
このような場合には、電話口に出た家人に、たとえば、
「このたびは、お嬢さんのご縁談がおきまりになりましたそうで、ほんとうにおめでとうございます。
これから(あるいは、明日十時ごろ)、ちょっとお祝いにあがりたいと思いますが、先生の(あるいは、奥さまの)ご都合をお聞きき願えないでしょうか。」
というふうに申し入れ、本人の都合をきいてもらうようにします。
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(1)相手の前で話す
話すには、まず、相手の立場を考えてみる必要があります。
前例の場合、販売している商品を買いにきた人は、得意先であり大切なお客さまです。
わざわざ来てくれた、けれども品切れであることを伝えなければならない。
そこで、買う期待がかなえられなかった相手の心情を思いやる言葉が必要となります。
(2)自分の立場で話す
話すのは自分であり、自身の立場を明らかにしなければなりません。
お客さまあっての商いであるのですから、店員の立場として敬意をもって丁寧に話をします。
(3)用件をはっきり伝える
自分が何をいいたいのかを、あらかじめはっきりさせておく必要があります。
たしかに、いま、在庫品はないので売ることができないけれど、いつごろ入荷する予定か、入荷すれば販売できるという事実を、もれなく組み立てて、お客さまに応対することが大切です。
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商品を買いにきたお客に、在庫品がないことを店員の人が伝える場合に
「いま、ありません。また来てくれませんか。」
と言う場合と、
「まことに申し訳ございません。
いま、あいにく切らしておりますが、2、3日に入荷いたしますので、お取り寄せいたしましょうか。」
と言う場合の違いを考えて下さい。
たしかに話せばわかることは事実ですが、『ものも言いようで角がたつ』ことも間違いない事実です。
話す場合には、3つの要素が必要です。
すなわち、「相手の前で」「自分が」「話したいことを」話すのです。
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〈初荷〉とは、商家の新年行事で、問屋から小売商へ、また小売商から得意さきへ、初商いの荷物を運ぶことをいいます。
江戸時代から、明治、大正にかけてさかんに行なわれたもので、正月二日の未明から、荷物を積みかさねた荷車や馬車などに、〈初荷〉と書いた旗などをたくさん立て番頭・手代・小僧などのほか、出入りの仕事師などに、新しいはっぴを着せて、威勢よく繰り出させたものです。
いまは、商店も、正月の三が日は休業というところが多くなり、二日の早朝から初荷を繰りだすというところは少なくなりましたが、だいじな得意さきへは二日から五日ぐらいまでのあいだに、年始のあいさつが行なわれ、注文のあったところへは、トラックなどで初荷が運びこまれたりしています。
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結婚式・披露宴をすべて本人同士または両家の親のあいだで計画して進めて行き、当日の媒酌だけを仲人にお願いするという場合には、別段仲人がとりたてて自分の意見を述べる必要はないかもしれません。
しかし、結婚式や披露宴に対する知識が少なくて、仲人に意見をきく、指導をたのむという場合には、やはり二人のためになる意見を述べ、方法を指示する必要がありましょう。
また、結婚式、披露宴のやり方について、若い二人と、年代のちがう親たちとのあいだに意見の食いちがいを生ずる場合も多く、それが極端になると結婚自体がこわれる危機に追い込まれることもあります。
こうなっては仲人としてなんとか事態を円満に収拾しなければなりません。
結婚式・披露宴のやり方について起こりやすい問題をいくつか採りあげて、その解決法、仲人としてとるべき態度について示しておきましょう。
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■結納、洋室の場合
一ケ所に集合して取り交わすときの位置
このような略式の取り交わしは、服装も平服でよく、終わってから一同で軽い食事をとりながら挙式の日取り、場所などを相談するのがよいと思います。
なお、費用はレストラン、ホテルなどでは両家で折半して負担し、仲人の自宅であれば両家で同額の御礼を包むのがよいでしょう。
■婚約通知のあいさつ状
婚約を発表することは、ひろく周囲の人たちに知らせて理解を得るのが目的ですから、先輩、友人、お世話になっている人に通知を出すのもよいでしょう。
とくに印刷しなくとも、親しい人たちへは自筆か複写で出すだけでも十分です。
文面はあまり事務的に書くよりも、季節感を盛り、婚約したこと、挙式の予定などをムードある文章で綴り、終わりに今後の二人に対しての協力支援をお願いするようにします。
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見方を変えると、ブームに乗って買い込んだアウトドア用品を、存分に活かしている人は少ないということです。
アウトドア用品は外で使う物、と決めつける必要は全く無いのです。
せっかく買った物はせっせと使ってあげましょう。
寝袋など、日常使った方が手入れも行き届き、いざキャンプに行って出してみたらカビていたなどということも無くなります。
他の用品も、コンパクトで丈夫で、機能的で、好みさえ合えば日常使っている物を投げだして、それらを使った方がいいのではないかとさえ思えます。
使ってこそ物の幸せがあるのです。
寝かしておく必要はありません。
貴重なスペースを、物の寝たきりベッドにしてはいけないのです。
使う物だけを収納する。
収納するからには使う。
それが収納の原則です。
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もう一つは、普段自分達が使うことです。
処分するのは、今自分達が使っている物の方にしましょう。
せっかくの高級品、大いに使ったらどうでしょう。
若者向けの雑誌で、こんなアイディアを見つけました。
アウトドア用の寝袋を用意して、友達が泊まる時はそれで寝てもらうというのです。
これは我が家ではさっそく採用させていただきました。
もちろん、お客様にはふとんで寝てもらい、私が寝袋で寝ることになりますが、なかなか快適です。
シーツと枕カバーだけ、お客様用を用意しておけばことは足ります。
たまに泊まっていく人はいる。
でも、そのためのふとんを置いておくスペースはいかんせんもったいない、という人はぜひ寝袋を用意しましょう。
そもそもが携帯用ですから、丸めればコンパクトですし、ふとんセットの何分の1の場所しか取りません。
それに、寝袋はふとんの代りになっても、ふとんは寝袋の代りにはなりません。
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せっかくもっている物はどんどん使ったほうがいい。
貧乏臭く思う人もいるかもしれませんが、物でも人でも活躍の場が無いくらい悲しいことはありません。
一番馬鹿らしいのは、分不相応な高級品を持ったばかりに神経をピリピリさせながら使うことかもしれません。
恐れ多くてなかなか使えない、などというのはお笑いです。
使うことの出来ない人間も不幸ですが、出番が全く無い、あるいはほとんど無い物も不幸です。
最近は減っていますが、お客様用のふとんや座布団などというのは出番が無くて場所だけ取る物の典型です。
もちろん、宿泊客ひっきりなし、などというお宅では話が別ですが、今時そんな家も少ないはず。
あわれ、嫁入り道具の一つとして持たされた高級羽毛ふとんは、押入れのコヤシと化すわけです。
この困り物はどうしたらいいのか?
全く使っていない、新品同様、というのなら売却したり、人に差し上げることも可能でしょう。
喜んで使ってもらえる人がいるなら、そのようにするのもいいでしよう。
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靴だけではありません。
乗らない車は傷みます。
弾かないピアノも傷みます。
読まない本は、やはり接着剤が乾いてページがバラバラになります。
開け閉めしないでおいたドアも傷んでいます。
使わないでいた電化製品も壊れます。
全てがそうなのです。
使いきれないくらいある、というのは全然いいことではありません。
物のミイラを作っているようなものだ、ということです。
たくさんの物を持ってもいいのは、たくさんあっても全て上手に活かすことの出来る人だけです。
一生懸命しまいこんでも、何の意味もありません。
自分が管理できるだけの数を持てばいいのです。
あなたの靴は傷んでいませんか?
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わかりやすい例で、靴を挙げましょう。
靴というのも放っておくと数が増えるものです。
用途に応じて、また流行に合わせて用意するのは、おしゃれな人にとっては当然のことなのでしょう。
そこで、増え続ける靴を収納すべく、あの手この手の収納方が生まれます。
たとえば同じスペースで、2倍収納出来るアタッチメントを使う方法。
たとえば箱にしまい、箱の外側に靴の写真を貼る方法。
何をしても自由です。
しかし、1つだけ言えるのは、全く履かないとなると靴の意味は無くなりますし、何よりものすごく傷むということです。
長い間全く履かないでいた靴を履いて出かけると、出かけた先で靴がバラバラになります。
接着剤が乾き切ってしまうとこうなります。
靴の健康は、適度に履くことで保たれるのです。
履きっぱなしもいけませんが、履かないのも同じくらいよくないのです。
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物を死蔵するかどうかは、その人の自由です。
執着するな、と言われても執着したい物には執着したいものです。
これは使う物だから置いておく、これは使わないから捨てる、と単純に決めることが出来れば苦労はありません。
しかし、物を使わず寝かせておくのは、とてももったいないことです。
使わないで死蔵される物は傷む、これには例外が無いと思ってください。
新品を全く使わないで保管しておいても傷むのです。
物の健康にとって一番いいのは、コンスタントに使ってあげることです。
そして、疲れが見え始めたら早目に手入れしてあげる。
これが長寿の秘訣です。
死蔵は正に物の生殺しです。
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式服での挙式を終え、一段落したところで気分直しに、あるいは楽な装いでくつろぐという意味で、一度だけ色直しをすればじゅうぶんではないでしょうか。
色直しの衣装にルールはありません。
そのまま新婚旅行に出発できるような軽装で色直しする場合もありますし、華やかな衣装に着替える場合もあり、それぞれの好みで自由に選びます。
最近の傾向としては女性の憧れか、和洋いずれの衣装も着てみたいということで、式服が打掛なら色直しはドレスに、ウェディング・ドレスで挙式したら和服で色直しするといったケースが多いようです。
花婿も、紋服やモーニング・コートなどからタキシードに着替えたり、あるいはセミ・フォーマルなダーク・スーツに着替えてくつろぐといった傾向があり、ふたりそろっての色直しもめずらしくなくなりました。
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色直しの衣装色直しは本来、白無垢で挙式してから婚家の家風に染まるという意味で、色ものの着物に着がえることでした。
現代は昔の意味とは無関係に行なわれ、披露宴を華やかにし、変化をつけるアクセントのようなものになっています。
ただ、最近は披露宴が豪華になるにつれ、色直しもすっかりファッション化して、新郎新婦ともども二度も三度も着がえる傾向があるのは考えものです。
披露宴の途中で主役が何度も中座するのは、考えてみれば失礼な話です。
また、とっかえひっかえ衣装を披露してくれても、招待客にとって有難迷惑ということもあります。
美しい装いも、度が過ぎて礼を欠くと嫌みなものになってしまいます。
つづく
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花婿の場合は、昼ならモーニング・コート、夜なら燕尾服かタキシード(ディナー・ジャケット)が正装になります。
元来タキシードは夜間の準礼装なのですが、夜におよぶ結婚式では、最近は燕尾服が影をひそめて、もっぱらタキシードが着用されています。
洋装の略式は、花嫁の場合は夜ならカクテル・ドレス、昼ならアフタヌーン・ドレスにヘッド・ドレス(カクテル・ハットや短かめのべール)と、ドレスと同色か白の手袋、小さなブーケなどをあしらうと略式のウェディング・ドレスになります。
アクセサリーは、やはり真珠で清楚に、品よくまとめて、靴もドレスと同系色のものを選びます。
男性の場合は、ダブル・ブレストのブラック・スーツにダブル・カフスの白ワイシャツとシルバーグレーのタイをあしらい、胸もとに花嫁のブーケから一輪とったブートニアをつけると、立派な式服になります。
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花嫁の正式な洋装といえばウェディング・ドレス。
清楚、純潔を象徴する純白のウェディング・ドレスは、豪華で格調高い打掛と同様に、いつの時代も若い女性の永遠の憧れであるようです。
ドレスの丈は床に裾をひき、衿はハイネック、袖は長袖で手首がフィットするものが正式です。
レース、タフタ、シャンタン、ファイユなどが用いられ、デザインは多様にあって選ぶのに迷うほどです。
ヘッド・ドレスは、白いオレンジ・フラワーの造花をつけるのがしきたりで、ネックレス、イヤリングなどのアクセサリーは真珠です。
チョーカーと呼ばれる短いネックレスと、円真珠のシンプルなイヤリングをつけます。
手袋はドレスの袖丈によって異なり、手首までのロング・スリーブなら短い手袋、ノー・スリーブや短い袖ならひじ上までの長い手袋を着用します。
最近は、袖丈に関係なく、短い手袋が好まれているようですが、肌を露出しないのが花嫁のしきたりですから、正式には袖丈に合わせた手袋ということになります。
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二人きりで室内に閉じ込もるような場所は、避けたほうが賢明です。
多少、周囲に人がいるような場所が好ましいでしよう。
あまり人気のないところや性的刺激の強過ぎるところは、相手に人格を疑われる恐れもありますし、警戒心を抱かせることにもなります。
適度な明るさと人目があるところが無難です。
ひとり暮らしをしている場合、婚約前の交際ではお互いに訪問したり、招待しないようにします。
相手の家庭への訪問も、最初は遠慮するほうが良いでしょう。
交際を続けているうちに、お互いに好意を感じ、結婚をしてもいいと思うようになったらそれぞれの家に招待し、家族一同との理解を深めることも大切です。
しかし、まだ、結婚相手に決定したわけではないので、家族の一員といった態度での言動は慎まなければなりません。
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最近では、結婚式にはダークスーツに白いネクタイをして出席し、二次会には華やかで品のある別のネクタイに付け替える人もいるようです。
女性の場合も、礼服と平服とありますが、いずれにしても白は花嫁の色といわれているので、白のドレスはタブーです。
礼服には、中振袖やアフタヌーンドレス、イブニングドレスがあり、平服だと訪問着かカクテルドレスになります。
結婚式は神聖なものですから、肌の露出は控え目にし、上品な装いにまとめます。
逆に夜の披露宴では、アクセサリーやストールなどを上手に使って華やかな演出がお勧めです。
バッグは、じゃまにならない小さめのものを用意します。
ただし、爬虫類のバッグや靴には「不吉・殺生」の意味があるので、避けましょう。
フォーマルウェアを買い揃えると、金銭的にも大変ですし、手入れの心配もあります。
レンタルを上手に利用するのも、賢い大人のアイデアです。
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出席する場合の服装は、主役の新郎・新婦よりも派手にならないように気をつけましょう。
男性の正装には、大きく分けて礼服と平服があります。
礼服には、イブニングコート、モーニングコート、タキシードの3種類あります。
夜の正礼装といえばイブニングコートですが、最近ではあまり見なくなりました。
最近では、黒のタキシードが主流です。
カラータキシードは、新郎のお色直しに使われることがあるので、控えたほうがよいでしょう。
中に着るベストや、蝶タイ、チーフなどでコーディネートを工夫すれば、さまざまな着こなしができます。
昼間の正礼装は、モーニングコートになりますが、日本では夜の披露宴で着られることもあります。
平服には、ディレクタースーツ、ブラックスーツがあります。
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きちんとした収納があって、初めて掃除があるのです。
ロクでもない収納の元で掃除するのは時間の無駄です。
さて、収納がいいと掃除がしやすい。
これは裏返せば掃除がしやすい収納は、優れた収納だということです。
本当に優れた収納というのは、手入れの簡単さまで考えられているものです。
一つ例を挙げましよう。
ワイヤーネットにフックをつけて、物をぶら下げる形の収納とか、ウォールポケットをぶら下げて、そこに物を入れていく形の収納があります。
特によく使う物達を、目が届き、手が届く所にぶら下げておくのは、それなりに便利です。
しかし、このやり方の最大の難点が、汚れやすいことです。
ぶら下げられる物も埃にさらされますし、なによりワイヤーネットやウォールポケット自体が汚れやすく、また、掃除が難しいのです。
使用頻度に合わせて、収納の道具も選びましょう。
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さっぱりした女らしさで
仕事を続けていく上での大きなタブーの中に、"女を売りものにすること"があると思います。
「こっちにも選ぶ権利があるよ。同じことならもっと若くてピチピチした方が......」などという言葉をチラッと漏れ聞いたりすると、立ち直れないほどの衝撃を受けるはずです。
女の甘さや弱さを武器にするたとえば泣いて相手を黙らすなども、避けてほしいもの。
結局は、大人の仕事人として扱われなくなります。
面白いことに、仕事のできる女性はみんな男っぽい感じです。
といっても、男のような姿や言葉づかいをするわけではありません。
むしろ化粧やヘアスタイルなど、とても女っぽい人が多いのに、それでもベタッとした"女"を感じさせない。
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これは聞いた話ですが、ある女性が酔って家の中でコンタクトレンズを落としてしまった。
強度の近視なので、探すこともできない。
思い余って友人に電話したところ、夜中でもすぐタクシーで駆けつけて、探してくれたのだそうです。
その友人にしてみればそれは友情であって、別に恩を貸したなどとは思っていませんでした。
ところがその後、コンタクトを落とした方の女性が「有難う」もいわず、全く知らん顔だったため、非常に不愉快な思いをし、結局友情も崩れてしまったといいます。
お礼の言葉を期待して夜中に駆けつけたわけではないにせよ、ナシのつぶてでは感情を害して当然。
「有難う」という言葉があるからこそ、一方は「いいわよ、お互いさまじゃない」という気持ちにもなれるのです。
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私は、相手が失意の時ーつまりイヤな言葉ですが"自分にとって得でなくなった時"でも、明らかに避けているような態度だけはとりたくありません。
それでは、あまりに品性が疑われるというものです。
一つ一つを、貸し借り、恩、と固苦しく考えすぎることはないでしょう。
ましてや「この御恩はいつか......」などと正面切って表現するのもヘン(特別世話になったら別ですが)。
長いつきあいの中で、自分が何かしてあげられる時に、"お返し"などと思わず自然にしてあげればそれでよいのです。
ただ、「プリーズ(ねえ、お願い)」と「サンキュー(有難う)」の言葉だけは、忘れてはいけません。
これが"親しき中にも......"です。
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当時を思い返すと、保育園は職場に近いほうがいいのかもしれない。
手術日や休日の当直日など休むことができないときに、幼い自分の子供が急に発熱したときは、とても困るものだ。
そのようなときは、あの手この手を使って子供の看病と仕事をやりくりすることになる。
ブログ筆者が所属する麻酔科は、マンパワー不足で、当日になっての変更はまず不可能であった。
そんなブログ筆者の当直日に子供が発熱したときの対応法をご紹介したい。
ブログ筆者の場合、夫は単身赴任でずっと不在なので、子供が急に発熱しても、元気があれば同居している実母に看病を頼み、職場から何度か電話で様子を聞き、解熱剤の指示ですませることが多かった(今でもアセトアミノフェンを家に常備している)。
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